TypeScriptのビルド環境構築には、TypeScriptコンパイラ + 既存のビルドツール知識の両方が必要になる
TypeScriptに限らず現代のフロントエンドのビルド環境は複雑です。
TypeScriptのコンパイルはオプションや設定ファイルが多く、設定次第では力を引き出せずに終わります。そして世間の人たちは色々なお気持ちを持っているので、適当に日本語のブログ記事をひとつだけ読んでサンプルをコピペするとババをひく可能性があります。
そしてコンパイル後のモジュールの結合などに結局Webpackなどの力を借りる必要があります。TypeScriptのビルド環境構築には、TypeScriptkコンパイラ + 既存のビルドツール知識の両方が必要になると考えていいでしょう。
TypeScript自体もそうですし、babelやWebpackのバージョンも日進月歩で進歩しています。最低でもREADME.mdを読む忍耐力と時間の余裕がないと最初の一歩でいきなり技術的負債を抱える羽目になるでしょう。
柔軟な型の記述をできることが仇になり、適切なコンパイルオプションを設定しないTypeScriptはただの劣化JavaScriptでしかありません。そして後でそれを修正していくのは 非常に 苦痛です。